後継者

後継者の「やってる」が「やってるつもり」になっているとき

親の会社を継ぐ後継者がいろんなことをやってるつもりになること、たまにあります。
たとえば、経営の勉強をガッツリして、「ああ、こうすればいいんだ」とわかる。
けど、実際に経営に落とし込めてるケースって実はそんなに多くない。

セミナーや本で勉強して、やろうと考えるけど実行前に、もう次の事を考えてることってないでしょうか?


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親の会社を継ぐ技術

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これ、私もだいぶ苦い経験があるんです。
一生懸命セミナーに参加して勉強します。
その勉強なんとか活かしたいなー、とおもって自分の会社に合わせるにはどうすればいいか考える。
で、さっそく会社でやってみようと思い立つ。

でも、なんだか始めることを躊躇してしまう。
あるいは、やろうとすることを話すと、先代に止められる。
止められなくても、止められるような気がしてちょっと立ち止まってしまう。
あるいは、コストが発生するため、そのことを説明し理解を得るのが面倒くさくなって次第に忘れていく。

これってエネルギー不足と言われればそれまでなんですが、そういうことを今まで何度も経験しているからどうせ今回もまた……なんて思ってしまう。
私たち後継者は、否定されることに慣れてしまっているんですね。

サーカスのゾウの話があります。
サーカスのゾウは、子どもの頃、細いロープで足をつながれています。
子ゾウは細いロープで十分自由を奪われます。
しかし子ゾウが大きくなって、力が強くなってもロープは細いままで大丈夫なんだそうです。
なぜかと言うと、子ゾウの時にちぎれなかったロープ、大きくなってもちぎれるとは思わないからそのチャレンジも行わないのです。

これに似たことが起こっているのではないでしょうか。

やればできるのだけど、やる気力を失っているというか、やれる気がしないという暗示にかかってしまってるのではないかと思うのです。
けど私たちは、学び、それなりに実行しようと考え、会社に合わせた提案という案まではつくってる。
そこで「自分は頑張ってやっている」という気持ちになるのですが、現実世界への行動がないので「やったつもり」で終わってしまう。

すると、「これはうちには合わない」となって、別のノウハウを探し始めます。
そうやってセミナージプシーになってしまう人、けっこう多いのではないでしょうか。
私たちは、何を行動としてやっているかが大事です。
小さなことでいいので、一歩一歩進めていけばいいと思います。
だからもう一度振り返って考えてみて下さい。
学んだことを、社内に落とし込めているのでしょうか。


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