後継者が親の会社に入社した時、なんとなくすべてが古臭く感じる事もあるでしょう、
もっと合理的にできないのか?とか、
そんなこと本当に必要なのか?とか。
うちの場合もそんな仕事、いっぱいありました。
そしてそれは、ある程度、後継者の判断が正しい事もありましたが、
そうでない場合もありました。
振り返ってみると、守・破・離の守の大切さを、当時は気付くことが出来なかったように思います。
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後継者は傾向として、親の会社の状況を変えようとする傾向が強いと思われます。
やってることが全部古臭く感じるのです。
また、そのフル臭さが、恥ずかしく感じられるのです。
とくに、上場企業で勤めた経験のある後継者だったりすると、元同僚の仕事と比べて、
自分の仕事の泥臭さに、なんとも頭を抱えたくなることも多い。
だから、少しでもカッコいい会社にしたいと思うのです。
しかし、物ごとには流れというものがあります。
以下に非効率と言えど、その非効率さが必要でそうなっているという事も多い。
中小企業は大企業と違い、融通が利くことが利点の一つです。
大企業ではありえない面倒な処理を行って、ユーザー様の業務に貢献しているケースはたくさんあろうかと思います。
それをじっぱひとからげに大企業のように処理しようとすると、大抵しっぺ返しを受けます。
伝統芸能の言うところの守破離はダテではありません。
長年の経験から生み出された方法論は、今も十分役に立ちます。
実際にやってみてから判断する。
そんな事を意識していくと、後継者の回り道も少し減るのではないかと思います。
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