後継者

会社の中で小さなトラブルが起き始めたとき、後継者がとるべき対応

会社の中で、小さなミスやトラブルが続くときがあります。
たとえば、お客様とのコミュニケーションの問題で行き違いがあったとか、
社員同士で意思疎通がうまくいかないことが何度か続いたとか。

こういった問題が単発で起こる場合は、まあたまたまといえるかもしれません。
しかし、立て続けに起こる場合は、少し注意したほうがいいかもしれません。


私の著書です。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。


これは後継者に限ったことではないのですが、経営していると似たようなトラブルが続いて起こる事があります。
性質が似て居なくとも、ちょっとしたケアレスミス、ちょっとしたコミュニケーションエラー的なものが立て続けに起こるのです。
これは科学的根拠はないと思うのですが、私の経験上、何かしら状況を変えるべきタイミングだと思っています。

とにかく大事なのは、経営者・後継者が、会社の社内をしっかり見る、ということを一度やってみてほしいタイミング。
私的に気を付けているとのは、こういったミスが頻発吸う場合には、次の優先順位でチェックします。

  1. 自分(後継者・経営者)が、会社の事について、頭から離れすぎているのではないか?
  2. 自分(後継者・経営者)が、社員や幹部と向き合えていないのではないか?
  3. 社員同士のコミュニケーションが上手く取れていないのではないか?(仲たがいしていないか?)
  4. 社員のモチベーションが下がってきていないか?

基本的に優先順位が高いのが、自分、つまり後継者・経営者の振る舞いについてです。
不思議な事なのですが、私たち後継者や経営者の心のありようが、会社全体に影響を与えるシーンがとても多いのです。

具体的な変化においても、後継者・経営者が社内にいる時間が減ってきたりすると、会社の中がガタガタすることがあります。
もちろんずっと会社にいるべき、というつもりはなくて、こういう時ほど会社にいる少ない時間で、会社の中の様子(特に人間関係)に注意を払ってみておく必要があります。
そのうえで、コミュニケーションを意識して取ります。
その内容は、特段こちらから話題を持ちかけるというより、彼らの話を聴くようにします。
そうすると、3、4といった問題があぶりだされてきたりもしますので、それぞれに対処していきましょう。

後継者・経営者の心の状態は、会社の中に色濃く反映されます。
私たちは、色んなことが起こる日々ではありますが、その中で安定したメンタルを保てるよう気をつけたいものです。

 

関連記事

  1. 後継者が八方塞がりになった時にそこを抜け出すための思考法

  2. 親と子の事業承継では、なぜ議論が上滑りするのか?

  3. 後継者は外敵から組織を守れ!

  4. 後継者が社内で個性を発揮するためのはじめの一歩

  5. 現場で社員とともに汗かく後継者と思われたい後継者の欠点

  6. 社員教育の裏と表 後継者が意図する社員教育は回り道になっていないか?

  7. 心のコンパス

  8. 後継者に代替わりの後、社員が辞めていくという困難にどう対処するか?