後継者

いつもは絶対やらないことを試してみる

昨日たまたま妻とこんな話になりました。
「大事に飼っていた猫が、突然の病気で亡くなり失意のどん底にいるときにある人と出会った。そしてそれがきっかけで、いろんなことが変わった」と。
この話には、けっこう大きなヒントがあります。
猫を亡くしたと言うきっかけは、突発的なものですが、そのあとにとった行動が人生を変えたのです。

この話は、ツラい立場にいる後継者にとっても、”使える”話ではないかと思っています。
詳しくは、以下へ続く。

 

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我が家では二頭かっていた猫のうち、1頭がほぼ死亡率100%病気にかかってしまいました。
何とか延命できないかと、あれこれと治療を試みてもらいました。
しかしその甲斐なく、間もなくその猫は亡くなってしまいました。
そうすると、あの治療は本当に正しかったのだろうか?
無理をして治療をすることそのものを猫は望んでいなかったのではないだろうか?
いろんな思いが去来します。

そんな時、たまたまキッカケがあり、妻はある人と出合いました。
その人との話の中で、そんな後悔は吹っ飛び、今は前向きに生きていけるようになったと言います。
その人と出会う第一歩は、今までだったら考えられないような自分の行動だったのだ、と妻は言います。
どういうことかというと、これまでそんなところへ行こうと思うことのなかったセミナーへの参加です。

今まではあり得ないような行動をとった結果、
今までなら出会うはずのなかった人とであり、
今までとは違う結論が出たのだそうです。

 

ずっと悩んでいた気持ちを晴らしたのは、たった一つの「いつもとは違う選択」だったわけです。

Susann MielkeによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

実はこのことは結構大事だと思います。
だいたいいつも似たようなことで悩んでいる人はけっこういます。
ひどいときには、5年たっても、10年たっても同じことで悩んでいたりします。
しかしそういう悩みって、たぶん、アインシュタイン的に言うと「同じ次元では解決できない」問題なんです。
それを解決するには、
いつもならしないであろう選択や決断
が必要なのです。

とくに、自分ではありえないような選択をあえてした時ほど、その効果は出やすい傾向があると思っています。

 

例えば私の場合も、どちらかというといつも「斜に構えている」と言われる自分です。
しかしある時思い立って、ある方のセミナーが終わった時に講師の方に歩み寄り、本へのサインとツーショット写真をお願いしました。
私的には絶対にやらなかったであろうことを、あえてやってみたのです。

これに限らず、最近の私は、何か解決できない問題や、
変化が必要なのにその糸口が見つからないとき、
いつもなら絶対選ばないであろう選択肢をあえて選ぶようにしています。
(問題解決の直接的にかかわるものでも、そうでないものでも)

 

たとえば、いつもならコーヒーを選ぶところを紅茶にしてみる、ということからでもいい。
いつもならちょっと嫌悪感を感じるタイトルの本を読んでみるとか、
いつもならスルーする懇親会やセミナーに参加してみるとか、
まず会うことのないであろう人のアポイントをとってみるとか。

なぜこういうことをするといいのかというと、結果を導くのは行動だからです。
そして人間、行動というのはだいたいワンパターンです。
行動がワンパターンだから、結果もいつも同じ。
そこで、結果を変えたければ、行動を変えるのが筋というものです。
そこを「いつもどおり」やっていて、結果が変わるわけなどないのです。

 

こういったときにやることは、普段の自分が絶対にやらない選択をするのが効果てきめんです。
当然、そういうことって、やるときに勇気がいります。
普段カラオケをしない人が、マイクを奪って歌いまくるとなれば、すごく気持ち悪いですよね。
人にどう思われてるだろうか?とか、恥ずかしいとか?
そういうハードルを踏み越えて、いつもと違う行動をとることに価値があるのです。

日頃絶対にとらない選択は、日頃向き合う結果とは違う結果を招きます。
そういった変化は、あるいは問題の打開策につながることがあります。
(もちろん逆の場合もないとは言いません)

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

 

 

そうやって、いつもと違う景色を見てみて、その景色、やっぱり違うな、と思えばまた違う行動をすればいい。
そしてその景色が「わりといい」と思うものであれば、そういう選択を習慣化すればいい。
そんなトライ&エラーを試してみる。

そのきっかけはだいたい「深い悩み」を持った時です。
もしあなたに悩みがあるとすれば、いつもと違う選択をするタイミングなのかもしれません。

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