後継者

言葉にすることの大切さ

先日、経営者向けの読書会というものをやりました。
その最後のまとめに、壁新聞的なものを作っていただきます。
なぜそんな小学生チックなことをするかと言えば、わかったつもり、をわかったに変えるためです。

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会議テーブルに高く積み上げられてる本の山。
読書会の後はそんな感じです。
当社の朝は、掃除の日があって始業前に掃除をします。
私的にはいつかこの本かたずけなければ・・・
なんて思ってるのですが、なかなか前に進めない。
誰かかたずけてくれると助かるけど、なんて思っています。

その本を前にして、掃除をしている社員は一瞬考えます。
この本、かたずけていいんだろうか?
それとも置いておいたほうがいいのだろうか?
言ってくれればかたずけるのに、と思ってるかもしれません。

私的には、さっさと片づけたいのだけど、社員にしてみれば触っていいものかわからない。
そんな感じで、ずっと本はそこに置かれたままだったりします。
みんな前向きで積極的なんだけど、誰も手を出さない。

ほんの一言、どちらかが声をかければ済む話。
こういうことは、会社の中だけでなく、夫婦間や家族間でだってあります。
そして、意外ですが、自分の内面でも似たようなことが起こる事があります。

 

わかりやすい例だと、今手を伸ばしたチョコレート。
ホントに食べたいの?
おなかすいてるの?
言葉にすると、いや、そうでもない。
そんな事って結構あります。

 

さて、件の読書会では、冒頭に参加者の方にこんなことを伺いました。
「あなたにとって経営とは?」
ある方は、こう答えました。
「経済を回すこと」
なるほどー。

2時間ほどの読書会を終えて作っていただいた壁新聞。
その方はどんなことを書いているかな・・・とみてみると、
「もっと社員とコミュニケーションをとろう」
という具体的な行動目標になっていました。

きっと両方正しいと思います。
けど、経営をは経済を回すことってなんだかぼんやりしていて、何をすればいいかよくわからない。
それがいろんな問いを立てて、書き出すことで、最後には具体的な課題に到達しました。
「経営」というテーマはあまりにも広範囲です。
ミッションの在り方から、マーケティング、セールス、マネジメント、ファイナンス・・・などなど。
このぼんやりした認識をより鮮明にしていくことで、今自分が何をすべきかが見えてくる可能性はあります。

 

頭の中で、「経済を回そう!」と考えることは、それで成立していそうに感じます。
けど、言葉にすることで、もう少し具体的になる事もあります。

私が主催するセミナーや読書会は、そんなゴールを目指して設計しています。
よかったら、ご確認ください。

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