後継者

言葉にすることの大切さ

先日、経営者向けの読書会というものをやりました。
その最後のまとめに、壁新聞的なものを作っていただきます。
なぜそんな小学生チックなことをするかと言えば、わかったつもり、をわかったに変えるためです。

——————————————
■後継者向けセミナー開催日程はこちら

 

 

■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック

会議テーブルに高く積み上げられてる本の山。
読書会の後はそんな感じです。
当社の朝は、掃除の日があって始業前に掃除をします。
私的にはいつかこの本かたずけなければ・・・
なんて思ってるのですが、なかなか前に進めない。
誰かかたずけてくれると助かるけど、なんて思っています。

その本を前にして、掃除をしている社員は一瞬考えます。
この本、かたずけていいんだろうか?
それとも置いておいたほうがいいのだろうか?
言ってくれればかたずけるのに、と思ってるかもしれません。

私的には、さっさと片づけたいのだけど、社員にしてみれば触っていいものかわからない。
そんな感じで、ずっと本はそこに置かれたままだったりします。
みんな前向きで積極的なんだけど、誰も手を出さない。

ほんの一言、どちらかが声をかければ済む話。
こういうことは、会社の中だけでなく、夫婦間や家族間でだってあります。
そして、意外ですが、自分の内面でも似たようなことが起こる事があります。

 

わかりやすい例だと、今手を伸ばしたチョコレート。
ホントに食べたいの?
おなかすいてるの?
言葉にすると、いや、そうでもない。
そんな事って結構あります。

 

さて、件の読書会では、冒頭に参加者の方にこんなことを伺いました。
「あなたにとって経営とは?」
ある方は、こう答えました。
「経済を回すこと」
なるほどー。

2時間ほどの読書会を終えて作っていただいた壁新聞。
その方はどんなことを書いているかな・・・とみてみると、
「もっと社員とコミュニケーションをとろう」
という具体的な行動目標になっていました。

きっと両方正しいと思います。
けど、経営をは経済を回すことってなんだかぼんやりしていて、何をすればいいかよくわからない。
それがいろんな問いを立てて、書き出すことで、最後には具体的な課題に到達しました。
「経営」というテーマはあまりにも広範囲です。
ミッションの在り方から、マーケティング、セールス、マネジメント、ファイナンス・・・などなど。
このぼんやりした認識をより鮮明にしていくことで、今自分が何をすべきかが見えてくる可能性はあります。

 

頭の中で、「経済を回そう!」と考えることは、それで成立していそうに感じます。
けど、言葉にすることで、もう少し具体的になる事もあります。

私が主催するセミナーや読書会は、そんなゴールを目指して設計しています。
よかったら、ご確認ください。

——————————————
■後継者向けセミナー開催日程はこちら

 

 

■小冊子『なぜ親子経営では確執がおこるのか?~そのメカニズムを知り、後継者が”今”を打開するための5つのステップ[要約版]』無料ダウンロードはコチラ
■YouTubeチャンネルで動画配信も行っています!こちらをご覧ください。
■時々読書会をやっています。開催情報はこちらをクリック

 

関連記事

  1. 後継者が親の会社を辞めたくなった時考えたいこと

  2. 創業50年の親の会社を引き継いだ二人の後継者

  3. 課題発見能力があればPDCAが回りだす-後継者は余計なことをしなくてい…

  4. 自責か?他責か? 後継者倶楽部オンライン飲み会にて

  5. 親子の事業承継で先代が求めているもの

  6. 会社を私物化する先代を持つ後継者の役割

  7. 後継者は「辞める」決断も大事?

  8. できる事と、できない事 ~後継者の悩みを半減させる考え方