後継者

事業承継の後継者が知っておきたい「ブロック学習」と「交互学習」

事業承継の中で、後継者の悩みと言えば、「なにもわからない」「系統立てて教育してもらえない」というところがあるのではないでしょうか。
だから、不安も多く、いつまでたっても半人前のような気がしてならないのです。
けど、安心してください。
その方がむしろ、いいのです。


私の著書です。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

親の会社を継ぐ技術

親の会社を継ぐ技術

 

 

 

 

 

 

ブラッシュアップアカデミー(無料版)


 

 

人が学習するステップを検証した実験があります。
比較したのは、ブロック学習と交互学習。

ブロック学習というのは、一塊の内容を学習し、クリアしたら次に行く、というもの。
例えば歴史で言えば、平安時代を集中して勉強します。
平安時代を終えたら、鎌倉時代に行きます。

ほとんどの学校の学習はこのパターンです。

一方、交互学習というのは、一塊で学習するというよりも、あれもこれも、という感じです。
たとえば、ジャンルの違う本を10冊交互で読むような感じでしょうか。

体感的には、ブロック学習の方が「よくわかった」という実感があるようです。
しかし、実際にテストをしてみると、交互学習の方が学びがしっかりと浸透していたといいます。

さて、私達の事業承継においては、その場しのぎのツギハギの引き継ぎがほとんど。
むしろ、断片的にしか教えてもらえず、その間を埋めなければならない、という思いに駆られます。
これが、しっかりと学べていない不安につながっているのだと思います。

しかし、私たちがもつ、知識や経験の欠乏感は、学習意欲を生みますから、中長期的に見ればこれがベストなのです。
わからないこともたくさんあると思いますが、「いずれわかるさ」と考えてOK。
とにかく目の前に来たことを、一生懸命処理することを意識すればいいのです。

未来への不安はあろうかと思いますが、不安を感じつつ進んでみてはいかがでしょうか。

 

 


私の著書です。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

親の会社を継ぐ技術

親の会社を継ぐ技術

 

 

 

 

 

 

ブラッシュアップアカデミー(無料版)


 

 

関連記事

  1. 後継者が会社を辞めたくなる理由は自分が〇〇されていないと感じるから

  2. 後継者が会社の組織を作る上での注意点

  3. 会社第一、後継者は第二?

  4. 後継者にとって「儲けたい」は「自信を得たい」

  5. 後継者が好きなことを探し始めるとき

  6. 私が後継者のコミュニティを作ろうと思った理由

  7. 後継者が考える事業変革への覚悟を、後継者自身が自覚する方法

  8. 後継者と自尊心