後継者

後継者が親の会社を必死に頑張るとなぜ家族関係が悪くなるのか?

親の会社を継ぐ後継者はいつも必死です。
会社をつぶさないよう、仕事一筋。
土日祝日は関係なしで、朝早くから夜遅くまで働いてる人も多い。

けどそうすると、当然、家庭内ではいろんな問題が起こります。
妻(夫)との関係悪化や、お子さんの登校拒否やいじめなど。
これらの事は、会社の仕事の踏ん張り時に起こることが多い。
それはなぜなのでしょうか。


私の著書です。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

親の会社を継ぐ技術

親の会社を継ぐ技術

 

 

 

 

 

 

 

 


ある成功者の告白

カリスマコンサルタントと後継者の共通点

少し古い本ですが、大ヒットした書籍があります。
『成功者の告白』(神田昌典)
です。

これは、神田先生の体験がもとになっています。
ざっくりとした流れをお話すると、神田先生がビジネスを立ち上げ、グングンと伸びていった時期の話です。
そのころ、氏は家族のため稼ぎ、働き、家を買うわけです。
しかし、家族の反応はしれーッとしたもの。
本人としてはこんなに一生懸命家族のために働いているのに、という思いがあるのに家族は一向に受け入れてくれない。

結果として、家庭内に病人が出るわ、ケンカは絶えないわで、大変な状態になって行きます。

非常に荒っぽい話ですが、人生にはその時々によって優先順位があるという話です。

ビジネスに偏りがちな後継者の脳

さて、私たち後継者は、頭の中が仕事でいっぱいになりがちです。
家のこと、妻(夫)のこと、子どもの事は、すっかり眼中にないなんてことないでしょうか?
実は私もそんな時期がありました。
そんな時、妻子は病気になったり、学校で上手くいかなくなったり、いろんな問題を抱えるようになりました。

光があれば影ができます。
後継者が仕事ばかりを考えていると、必ずと言っていいほど家庭で亀裂が起こるのです。

後継者がとるべき人生のバランス

人生の6分野と優先順位

タイミングによっては、仕事にグッと集中するタイミングもあるでしょう。
しかし、その時期を過ぎれば、休みをとって家族と過ごす。
逆に、家族とゆっくり時間を過ごせば、こんどは仕事のアイデアが湧きあがる。
人の営みなんてそんなものではないでしょうか。

そこで、後継者の方の参考に、こんなことを見てみていただければと思います。
人生の6分野です。

 ◆経済と職業面  ◆家庭と家族面  ◆教養と教育面 ◆健康と身体面  ◆社会と文化面  ◆精神と倫理面

この6分野において、それぞれの目標を持つことが大事なのではないでしょうか。
私たちは、経済と職業面の目標はいつでも立てています。
しかし、それ以外の事には脆弱過ぎるのです。

成功は、お金やビジネスだけからもたらされるのではありません。
ちなみにこのバランスを欠いた経営者は、とても寂しい最期を迎えている人が多いのです。

家庭が上手くいかなければ仕事も上手くいかない

当たり前の話なのですが、家庭が上手くいかなければ、仕事だって上手くいきません。
健康が保てなければ、仕事だって十分できません。
人は仕事やお金だけで生きているわけではないのです。

頭ではわかっているのですが、後継者としてはそこがどうしても仕事中心になりがち。
一時的にはそれもいいのですが、時には振り返って、様々な分野にも目を向けてみたいものです。

 


私の著書です。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

親の会社を継ぐ技術

親の会社を継ぐ技術

 

 

 

 

 

 

 

 


関連記事

  1. 後継者が日々に変化を起こす方法

  2. 後継者の本当の役割

  3. 後継者が会社に行きたくなくなるのは劣等感を刺激されるから

  4. 後継者・跡継ぎはアダルトチルドレン?

  5. 後継者は親の事業をそのまま引き継いではいけない

  6. 二代目社長・後継者は自分を定点観測する場を持とう

  7. 後継者は果たして逃げ切れるのか!?

  8. 後継者の目的が「親の事業を継ぐこと」だったらつまらない?