後継者

後継者がどん底に落ち込んだときに考えたい考え方

親子経営の後継者に限った話ではないのですが、経営なんてことをやっているとどん底に感じることは多々あります。
会社の資金繰りが大変だったり、
社員が大量にやめてしまったり、
社内でクーデターがおこったり、
仕入れ条件がとんでもなく改悪されたり。

そんな時、大事なことがあります。
それは、一旦停止して、視野を広く持つことです。


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親の会社を継ぐ技術

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後継者の「会社をつぶしてもいい!」という覚悟

後継者の義務と自由

親子経営で親の会社を引き継いだ時、後継者のミッションって何でしょう。
会社を存続させること、
会社を発展させること、
そんなところに主眼が行くと思います。

もちろん、やるべきことは最大限やって、会社を維持存続したいもの。
しかし、どう考えても無理、っていう環境に接することもあります。

そんな時、「会社を存続させる」という事に縛られてしまうと、後継者はその苦しみに耐えきれなくなることもあるのではないでしょうか。

そこまで追い詰められたとき、後継者の選択肢として「リセット」という事もアリなのではないでしょうか。

後継者は楽じゃない

実際のところ、会社を潰したとなると、後継者のメンツは丸つぶれ。
ハッキリ言って非常に苦しい立場になります。
しかし、上手くいくこともあれば上手くいかない事があるのも人生。
会社経営だって、ベテラン経営者がやっても上手くいかないときは上手くいかない。

けど、創業社長が会社をつぶしても、しょうがなかったんだねー、と言われるけど、
後継者が会社を潰したら、後継者はぼんくらみたいに言われる。
なんとも不公平な話です。

ただ、そういうことも含めて受け入れればいいじゃないかと思うのです。
けっこう勇気のいることですが、何を言われてもいい。
そんな風に腰を据えていきましょう。

後継者のほどよい手放し感

親の会社は預かりもの?

事業承継って、会社を受け継ぐという事。
それはつまり、色んな意味で、会社を後継者が自分のものにするという事。
ある意味、何をやってもいいんです。

もちろん、歴史や先代に対するリスペクトって大事だと思います。
逆にそれがなければ上手くいきません。
けど、そういった前提はもちつつ、ちゃんと自分のものにしていった方がいいと思うんです。

その中で、ちょっぴりワガママになることもあるかもしれない。
けどそれはそれで、いいではありませんか。
だって、事業承継って、
後継者って大変なんですから。

ビジネスをドライに考えてみる

何が言いたいかというと、後継者もウェットに考える必要はありません。
あくまでビジネスなので、ビジネスとしてやればいいのです。
繰り返しになりますが、成功することもあればそうでないのがビジネス。
仮に倒産させたとしても、命までは取られません。

そんな中、従業員の雇用を守らねば、という話があります。
しかし、今は転職が当たり前になりつつある時代です。
従業員の人生設計は、従業員自身が行うのが当たり前だと私は思うのです。
もちろん後継者は、雇用を守るために全力を注いだ方がいいに越したことはありません。
けどこちらも、出来ないものは出来ないのです。
出来ない事を保証しようとする必要はありません。

逆に、従業員を依存させないような配慮が必要かもしれません。

後継者だからと言って、特別ではないのです。

 

 


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