未来に悲観する後継者、過去に執着する創業者

親子での経営継承となると、親子の確執は不可避と言っても過言ではありません。
もちろん全てではありませんが、かなり高い確率で親子のもめごとが起こりがちです。
それもそのはずで、双方、違うところを見ている結果が確執につながるのです。

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後継者は、「このままではいけない」という思いが強い人が多いのではないでしょうか。
それはすなわち、未来に生きているという事です。
今は何とかなっているけど、未来が大変だから、今すぐ会社を変えなければならない、という思いに駆られます。

創業者は、「変えてはいけない」とういう思いが強い人が多いのではないでしょうか。
先代からすれば、後継者の言葉は地に足がついていないような話に聞こえがち。
むしろ後継者は新しいことをするより、自分が苦しんできたような道を経験しておくべきだという風に考えがちです。
創業者はその苦労が、今の自分を作ったという自負があるので、後継者にとってもそういう経験が大事だという気持ちが強いのです。

どっちのも正しそうで、どっちもヤヤコシイ。
なぜかというと、それは双方の思い込みなので、そもそも正誤を判定することにはまったく意味がないのに、お互いが自分が正しいと思っているところがヤヤコシイのです。
自分が正しくて、相手が間違っている、というスタンスをとるともうそこから話は一歩も前に進みません。
前に進まないのを、無理やり進めようとするから確執が起こります。
どちらかが倒れるまでやるという感じ。

確かにこのままではいけないかもしれないけど、先代をはじめとした会社全体が後継者の考えになじむことを待てないほどの状況ではないことが多いのではないでしょうか。
創業者にしても、自分の苦労は確かに自分の血肉になったとは思いますが、時代の変化は肌で感じ取っているのではないでしょうか。
つまり、お互いがお互いを理解しあえるはずなのに、焦ってしまってそのチャンスを逃しているのです。

じゃあどうすればいいのでしょう。
やることはシンプルです。
ちゃんと相手の話を聞いて、尊重すればいいのです。
そうすれば相手もこちらを尊重(少なくとも今までよりは)するはずです。
そういう人間関係をしっかり作り上げ、信頼関係を作り上げて初めて議論が成り立つのではないでしょうか。

親子の信頼関係はあるようでないもの。
家庭を離れたら、一から構築し直すことが必要なのです。

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