どうせこんなこと言っても無理だろうな……。
そう思うことはいろいろあります。
そうやって、自分の心の中にしまい込んでしまい、何の問題もなければいいのです。
しかし「言わずに我慢した言葉」は、少しずつ心をむしばむという考え方をする心理学者もいます。
私は実感としてあります。
言葉にしなかったから、こんなに苦しくなったんだ……と。
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後継者の多くは「物わかりのいいひと」です。
多少雑な扱いを受けても、自分が我慢すればいいのだから、とあまり文句も言いません。
周囲の状況にうまく合わせる人が多いので、さほど敵を作らない人が多いと思います。
それが本当の後継者自身であればいいのですが、結構がまんしてはいないでしょうか。
私は結構がまんしていました。
たとえば、会社の中で「せめてもう少し給与を上げてほしい」と思ったとしましょう。
当時社長だった父にそんなことは言えません。
なぜなら、「もっと仕事ができるようになってから」と言われるような気がしたからです。
言われたところで気にしなければいいだけなのですが、そういうことを言われることが想定できる時点で言葉にできなくなります。
他にもいろいろあります。
社内で、こんな企画をやってみたい!と思ったとします。
しかし、社員の何人かが乗り気ではない、少し嫌そうな表情をするかもな、と一瞬頭に浮かぶ。
するともうそれがイヤで、社内に提案せずに終わってしまいます。
まあ些細なことではあるのですが、だんだんとそういうクセが付きます。
何かがあっても、自分さえ我慢すれば、うまく回るのなら、自分ががまんしよう、と。
これをやると、一見その場はスムーズに切り抜けたように見えます。
しかし、ここで何をやっているかというと、
周囲の誰よりも自分で自分を軽く扱っている
ということになります。
自分より周囲優先。
そうやって周囲とのトラブルを避けた結果、自分による自分の評価をつどつど下げているわけです。
後継者の多くは、「自分の未来や仕事に対して自信がない」ということを良くおっしゃいます。
その原因は、こうやって毎日自分の評価を下げているからです。
ここから抜け出す訓練があります。
恥をかいても、自分の主張を言葉にする訓練です。
例えば私は、気に入ったビジネス書の著者の開催するセミナーに参加しました。
そしてセミナー終了後、「〇〇先生!サインとツーショット写真をお願いします!」とお願いしました。
ちょっと恥ずかしいけど、自慢になりそうなのでやりたかったことです(笑)
実際にやってみると、周囲の人は、ちょっと失笑ムードはありました。
それでも、気にせずやってると、たいていの著者さんは快く応じてくれますし、場合によっては私の後に続く人も出てきました。
みんな、やりたかったんだ―とほくそ笑んだのを思い出します。
まあ、うまくいく前提だけではなく、断られることも当然あります。
ちょっと嫌なんですが、それを乗り越えて自分の要望や気持ちを伝える練習は大事だと思いました。
他のシーンでももちろん、何かを言おうとして躊躇した時、「空気を読んで言葉を飲み込んだ」のならダメもとで発言してみる事をお勧めします。
それが受け入れられなくとも、キチンと自分の考えを表現した時点で、少なくとも自分で自分を大事にしているという感覚が宿ります。
そしてそれは、自信につながっていくのです。
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