後継者は視野の外にあるものも見ておいたほうがいい

先日ある本を読んでいました。
ざっくり内容を言うと、M&A、つまり企業の売買の本です。
もともとそのジャンルはあまり関心がなかったうえ、その本はそもそもM&Aの本というイメージのタイトルではなかったのです。
「ああ、間違って買っちゃったな」と思いつつ、ななめよみしていると、
あれ、自分は固定概念に縛られてたかも、と一瞬思ったのです。

 

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私自身、後継者であり、二代目社長です。
こういった立場の人の特徴として「仕事で認められたい」という思いが根っこにあるのではないでしょうか?
私はあります。

たとえば、不動産屋なんかへの投資でぼろ儲けしたとしても、たぶん満足できないのです。
働くとか、学ぶ目的は、一見お金を手にしたいという思いに見えつつ、実は仕事で認められたい。
そうすると、それ以外の情報をシャットアウトして、自分の仕事に集中する傾向はないでしょうか?

よく言えばまじめですが、視野が狭くなりがちです。
職人と言えば聞こえはいいですが、ただのガンコおやじと言える一面もあります。

仕事を始めて、3年とか5年と言った時期ならそれでもいいかもしれません。
しかし10年もたってマネジメントに関わるようになったなら、もう少し視野を広めにとったほうがいいかもしれません。
あれもこれも専門的に学ぶ必要はありません。
せめて、好奇心をもって「覗き見」する程度でもOKです。
バッサリと切り捨ててしまわず「トンデモ話」にも効く耳を持ったほうがいいのではないかと思うのです。

李 阳によるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

さて、私がたまたま気になったのは、冒頭でお話ししたM&Aの話。
M&Aというとなんだか、会社規模を大きくするために同業者やそこに近い業者を買収するイメージが強かったのですが、その本では多角化を行うにあたってのM&Aの知識を伝える物でした。
中小企業における安易な多角化はうまくいかないことが多いので、あまり関心のない分野です。
それでもぼんやりななめよみをしながら、「自分の会社だったらどんなことができるだろう?」なんて考えが巡り、
結果として「こういう可能性はあるかもな」なんて言う結論が出てきたりします。

今すぐ実行に移さなくとも、そういった視点を持つことで、そういった情報を集め始めます。
それはいいタイミングで、いい形になる可能性を秘めた情報。
なんとなく可能性がひろがった気がした瞬間でした。

 

また、経験上、自分の知識や経験の範囲内で解決しそうにない問題は、まったく別のところから解決のヒントがやってきたりするものです。
基本、ビジネスに使う知識は深める必要がありますが、それとは別に、浅く広いモードでの情報収集も、やっておくに越したことはなさそうです。
たまーに、「今までなら絶対に使わない情報ソース」にアクセスしてみてはいかがでしょうか?

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