本当に経営者の息子は出来が悪いのか?

後継者である人間がネットを見てるとどうしても目に付く言葉。
「経営者の出来の悪い息子(娘)」

これってちょっとしたマジックです。
親が東大卒で起業して、その子が中卒で、後継者として会社に入ればたぶん「出来の悪い息子」って言われると思います。
親が正義で、子はそのフォロワー。

逆に親が中卒で起業して、後継者が大卒であるなら、こんどは「親は勉強できなかったのに頑張ったのに子どもはボンボン」と言われがち。

まあ、どっちに転んでも嫌なことを言われるのは後継者の宿命かもしれません。

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ただ、よく考えてみると、誰がそう言ってるのか?というと固有名詞は出てこない。
多くの人がそう考えてる(ような気がする)というレベルの話。
経営者になってしまえば、学歴なんてまったくもってどうでもいい話なんですが。

親子の経営ではとかく「親が正しい」と誰かが言っているような気がします。いで、団塊の世代の傲慢ぶりを非難する意見は結構見かけます。
誰が言ってるのかというと、やっぱりこれもまたはっきりとしない。
多くの人がそう考えてる(ような気がする)というレベルの話。

そして礼賛されがちな中小企業の現役社長って、多くが団塊世代やその前の世代。
下手すれば、危険運転でボロカス言われてる世代です。

で、何が言いたいかというと、
世間の風評は無責任だ
ということ。

Snag Eun ParkによるPixabayからの画像

たとえば、マイケル・ジャクソンは、幼児虐待だの、整形による顔面崩壊などひどい言われようでした。
世界のFMラジオはマイケル・ジャクソンの曲を流さなかった時期もあるくらいです。
しかし、亡くなったら手の平を返す用に「キング・オブ・ポップ」なんて言って神格化してるわけです。
それぐらいに世間の風評というのは無責任だし、移り気です。

知りもしない人間が、自分のことを棚に上げて「後継者はボンボンだ」とか「後継者は出来が悪い」とかいうわけです。
そんな事にいちいち反応してても、無駄以外の何者でもありません。
そもそもそんなことを言う人にしてみても、さほどあなたに関心などもっていません。
そういった10分後には、どこかの居酒屋でこんどは別の人の悪口を肴にしてクダを巻いてます。

 

ここで、本質的な問題について考えてみましょう。
経営者の子供は出来が悪いのか?という話です。
そもそも、出来がいい、悪いって、絶対的に判断できるものでしょうか。
たぶんできない。
それは比較対象があって初めて成り立つ概念です。
そして比較の相手は、まあたいていは親である経営者です。

長嶋一茂は、他の選手と比べて評価されるのではなく、
長嶋茂雄が基準だったのを思いだすとわかりやすいとおもいます。

 

基準は親ということは、一応、親が正しいという前提で議論されます。
けど実際はどうでしょう。
時代遅れになってること、けっこうあると思います。
周囲の人は今の実績を見て経営者を評しますが、今の実績は何年も、何十年も前に作ったビジネスモデルです。
後継者がこのあと10年会社を続けるためにビジネスモデルを作るとすれば、その効果が出るのは少しタイムラグが出るでしょう。
当然、その間の実績は落ちがちだし、それはたいてい先代が創ったビジネスモデルの終焉を意味しています。
だから後継者が正しい評価を受けるには、若干のタイムラグが出てきます。

今なにもしてないければ、タイムラグを経て後継者の実践不足が決定的になります。
今もがいていれば、もしかしたらタイムラグを経て後継者の評価がうなぎ上りになるかもしれません。

つまり、今の努力は、今評価されることは少ないと思います。
しかし後に評価されることを基本として行動すれば、程度の差こそあれそれなりの実績にはなる事でしょう。

だからありていなアドバイスにはなるのですが、
今は周囲の評価を気にせず、出来ることをやれ、
ということをお伝えしたいと思います。

SharkyによるPixabayからの画像

 

 

 

 

 

最後にもう一度言います。
周囲の評価ほど無責任なものはありません。

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