私は経営者の知人がけっこういると思います。
で、彼らは仕事上のいろんな悩みを吐露します。
けど、不思議なことに、その解決策を探しているようには見えません。
仕事上の専門知識の習得には熱心ですが、
経営上の課題解決にはなんの勉強もしないのです。
本が出版されました!
関心を持っていただいた方は、画像をクリック。
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ある本のはじめの一行に、衝撃的な一文がありました。
日本のビジネスパーソンは、圧倒的に勉強不足である。
これは、『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』(永井孝尚)のはじめの一行です。
IBM時代に様々な国の方とともに仕事をした経験上、日本のビジネスパーソンが勤勉である、という事に疑問を感じたと言います。
たまに経営者の集まりに顔を出すと、彼らはいろんな悩みを抱えています。
人が定着しないとか、
売上が思うように上がらないとか、
社内がまとまらないとか。
しかし、それを解決する手段を、自分で探そうとしているシーンをあまりお見掛けしません。
例えば同業者の集まりや、地元での異業種交流の勉強会などで「たまたま」登壇した先生の話が自分の悩みを解決しそうならすぐに行動されます。
しかし、そういった解決の方法を自分から探そうとアンテナを立てている人は思った以上に少ないように感じます。
だれかが、提供してくれるのを待っているようにさえ見えます。
多くの経営者の悩みは、実践可能かどうかを度外視すれば、理論としては様々な解決策が提示されています。
ほとんどどのジャンルにおいても、何かしらの答えはあるように思います。
なのにそこにアクセスしようとしない人が圧倒的に多い。
たいていは、いつもあう経営者に悩みを打ち明けてみたり、
いつも出入りしているメーカーや取引先の社員に相談してみたり、
今までも結果の出なかった同じことを延々繰り返しているだけ。
日本人は勤勉と言われるのに、なぜなのでしょう。
それはあるいは、決められたレールの上を歩く分には勤勉なのかもしれませんが、ある程度の自由を与えられると何をやっていいのか迷ってしまうのかもしれません。
無意識レベルでできる「いつもと同じ行動」を変えることに対して、思った以上に抵抗があるのかもしれません。
そんな方にお伝えしたいのは、まずは、悩みを検索窓に入れて、GoogleでもYahoo!でもいいので検索ボタンを押してください。
そうすれば、星の数ほどの解決策が出てきます。
中には怪しげなセミナーへ誘導するページや、信憑性の低いページもたくさんあります。
しかし、それらをたくさん見ることで、判断する力がついてきます。
実は、後継者の悩みもこれと似たパターンがあります。
今、非常にストレスフルで、悩み多き状態にあるにもかかわらず、それを解決する手段を探さない人は多い。
そもそも、後継者の悩みにジャストフィットな情報などない、というあきらめもあるかもしれません。
しかし、ごく一部の方が、そんな情報を検索してみて、私のブログにお越しになる。
そしてここに何かがあるかも、とコンタクトをとってくださる。
人によっては、この出会いで後継者としての人生が大きく変わった人もいます。
きっと、悩みについて検索しない人はこの文章を見ることがないと思うのですが、それでも言いたい。
悩みがあるなら検索してみてください。
すると、今までの人間関係だけでは目にすることのなかった情報と出会うことができます。
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