創業者

親子経営の後継者は「ゴーレム効果」に縛られている!?

「ゴーレム効果」というものをご存じでしょうか?
簡単に言えば、人は他人からの期待に沿った行動をしがち、というものです。

たとえば、学校の教師に「あなたの担当するクラスは優秀な人を集めたクラス」と言って担当させると、
そのクラスの平均点が上がったという実験があります。これはピグマリオン効果。
逆に、期待されなければパフォーマンスが下がるというのがゴーレム効果。

実は、親子経営の後継者は、このゴーレム効果に縛られている可能性があります。


私の著書です。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

親の会社を継ぐ技術

親の会社を継ぐ技術

 

 

 

 

 

 

ブラッシュアップアカデミー(無料版)


一部の後継者は常に、
「お前は未熟だ」
というシグナルを受け取っています。

先代は、まだまだ半人前と言い続け、
後継者の小さな成功を褒めることも無く、
やってもやっても「まだまだだ」と言い続ける。

言葉にしなかったとしても、
先代が会社を去らないことはすなわち、
後継者を認めていないこと、
と後継者は受け取りがちです。

結果何が起こるかというと、
いつまでもおどおどして「まだまだ」な後継者が出来上がります。

この状態から脱するには、後継者としては
「あ、自分、ゴーレム効果にはまってるな」
と気づくことがスタート地点です。
周りが自分を低く評価しているっぽい、と気づいたとき、
その影響を受けている可能性に気付くことが大事です。

また、先代は、しっかりと後継者を認めるべき点は認めること。
社外では後継者を褒める割に、それが本人に伝わらないという社長はけっこう多い。
本人に直接褒めることが大事です。

そういったことから心のクセを一つずつ変えていくことが、
親子経営成功の秘訣だと私は考えています。


私の著書です。

関心を持っていただいた方は、画像をクリック。

親の会社を継ぐ技術

親の会社を継ぐ技術

 

 

 

 

 

 

ブラッシュアップアカデミー(無料版)


関連記事

  1. 親子の事業承継で約束事を覚書にすれば上手くいくのか?

  2. 二代目社長・後継者は、物事が全くのつまずきなくうまくいくことなどないこ…

  3. 親の会社を継ぐ後継者として頑張っているけどもう逃げたいと思った時

  4. 社員の離職率の激しい会社と定着率の良い会社にみる意外なリーダー像

  5. 事業承継の後継者に問う。ピンチはチャンスは本当か?

  6. 後継者が悩んだときにわずかな時間でできるたった一つの試み

  7. 「行動できない」には二種類ある~一歩踏み出せない後継者の方へ

  8. 後継者が先代をルールで縛ろうとしたら組織崩壊を招いた話