筆者プロフィール

田村 薫


 

サンクリエイト株式会社 代表取締役
株式会社アウェイク 代表取締役

1968年大阪府豊中市で3人兄弟の長男として生を受けます。
「家業を継ぐことが当たり前」という常識を疑うことなく大学卒業後、父が創業した保険代理店に入社。
しかし、入社早々から父の会社は自分の居場所ではないという違和感の中で働いていました。
その違和感は身体をもむしばみ、ストレス性の病により数年は病気の治療を行いながら仕事にあたる事となります。

当時、私には二つの選択肢が頭の中に浮かびました。 現実に迎合して周囲の言いなりになって、ただ生活費を稼ぐためだけに仕事をすること。
もう一つは、自分が本当にやりたいことを追求すること。 私は後者を選びました。
そこで、自分の現状を変えたくて自己啓発本を読んだり、様々なセミナーへの参加を繰り返します。
おかげで、今まで知らなかった世界が広がることに楽しさを覚え、考え方が根本から変化していきました。

そして、ついに30歳を過ぎたころ、正式に会社を継ぐ形になります。
これで自由に経営できる、と思ったのもつかの間。
そこに待ち受けていたのは、価値観の違いから、度重なる親との衝突に心底疲労の日々… 更には大切な家族が病気になるなど、暫くはトラブルが続きます。
一つ一つ、向き合いながら解決の道を探りました。

そんな苦難を何度も越えながら会社を存続させて、十余年になります。
今では、世代交代をほぼ終え順調に会社を経営しています。

さて、保険代理店というビジネスを通じて様々な企業の後継者とお目にかかる機会が少なくありません。
そんな中で、後継者の多くは共通の悩みを抱えている事がわかりました。
次第に、『自分と同じような問題を抱える、二代目をサポートしたい』との想いがつのり、生涯の仕事としてその体制を作り上げるために 2015年12月「株式会社 アウェイク」を設立しました。

平均寿命が伸びたことで、代替わりの境目や見極めが難しくなっています。
また社会の価値観が変わっていく中で、親の会社を子供が継ぐこと自体もはや当たり前ではない状況で、あえて家業を引き継ぐ子供が、苦悩の中で息絶えることはあってはならない事です。
戦後の高度成長期の中、身一つで創業し伸ばしてきたやり方と、少子高齢化が進み、経済状況や法律関係もどんどん変わっていく現代のやり方は違って当たり前です。
しかし肉親であるが故、それぞれ自分のやり方を過度に主張して後々まで尾を引いてしまうケースを多く見てきました。

今後は保険代理店としてだけではなく、親と子の心を繋ぐ事業継承サポートに力を入れていきます。
会社を経営し存続させていくことは、家族の絆を強くすることです。
日本の経済を支える中小企業であり、中小企業は今存続のピンチを迎えています。 この中小企業が未来永劫反映するために必要なのは、後継者の才能をいかんなく発揮することができる状況を作る事。
それがアウェイクの目指す形です。

二代目として辿ってきた道を、1人でも多くの同じ立場の人に伝え、ともに歩んでいく事。 これが私の使命だと思っています。

 

 

27 コーディネーター 

 


自身のこれまでを赤裸々に語った、プロフィールはこちら。

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バカ息子は決断する事から逃げ惑う【長い長いプロフィール(2)】

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